8、続!ニューオリンズ・ツアーガイド



前回のレポートでは、オススメのフェスくんゆかりの地をご紹介いたしましたが、今回はニューオリンズの今が分かる特別レポートをお届けします。

前回も協力して下さった敦子さんが、先日ニューオリンズ周辺を旅行されたのですが、その時のレポートをお写真と共にご提供くださいました。
これが大変大変興味深い内容でしたので、またもやお願いして公開させていただく事になったのです。
敦子さん、ありがとうございます!

ニューオリンズ旅行の予定がある人は必見!
予定がない人でもお楽しみいただけると思いますよ!

カトリーナ被害から10年が経った、現在のニューオリンズの姿が分かるレポートです。どーぞ!
(なお、前回同様「太字」の部分は敦子さんのレポートをそのまま引用させていただいております)

まず、初日はゲイトくんのお墓参りからですー!


photo by Atsuko Taniguchi

8月2日(日)
「テキサス州オレンジ市にあるクラレンス・ゲイトマウス・ブラウンのお墓。
お墓のあるハリウッド・セメタリーはオレンジに古くからある黒人の墓地で、テキサス州とルイジアナ州を隔てているサビーン川のすぐそばにあります。 ゲイトさんの生まれたのは、ここから州境の川を越えた隣の町ヴィントンで、育ったのはこのお墓のあるオレンジ。」


まずは、ニューオリンズに向かう前にテキサス州のオレンジからですね。
ハリウッド・セメタリー、場所を調べてみました。



これは、、、、一体どの辺りなのでしょうか?アメリカ、広すぎてよく分からん。。。

広域で見てみると、、、



おお!ルイジアナ州のすぐお隣、州境からすぐなんですね!

「2005年、ハリケーン・カトリーナが来るのでオレンジに避難していたゲイトさん、スライデールにある自宅がハリケーンで破壊されたのが病身に堪えたのか、一週間後に亡くなりました。
奇しくもその3年後のハリケーン・アイクでこの墓地が洪水にあい、ゲイトさんの棺も浮き上がってしまった、というところまでは知っていたんだけど、その後こんな立派な墓石が出来たのは今回初めて知りました。
亡くなって10年目にしてお墓詣りを果たしました。」


え!知らなかった!棺がそんなことになっていたとは・・・
それにしても、このあたりって本当にハリケーン被害が多い地域なんですね。
ハリケーン襲来1週間後に亡くなったっていうのが、悲しすぎます。。。


photo by Atsuko Taniguchi

「ハリウッド・セメタリーはこちらの墓地としては小さい墓地で、ゲイトさんのお墓はすぐわかります。
今回訪ねてわかったんだけど、墓石だけでなく、ゲイトさんについてのヒストリカル・マーカー(看板)が新しくできていました。」

やっぱり、ゲイトくんはテキサスではかなりの有名人なのですね〜
墓石も立派だなあ。

「ゲイトさんのマーカーからお墓の方を見る。」

photo by Atsuko Taniguchi

あら、マーカーって、お墓のすぐ近くにあるわけじゃないんだ。

「ハリウッド・セメタリーの看板」

photo by Atsuko Taniguchi

「ゲイトさんのお墓からノンストップで、ニュー・オーリンズに、まだ陽の高いうちに宿に到着。
(レイク・チャールズ、ラフィエ、アチャファラヤ・スワンプ、州都バトン・ルージュを経過)
今回泊まったのはアトラス・ハウス The Atlas House ( 1354 Magazine St ) というベッド&ブレックファストのプライヴェートルーム。
マガジン通りの、Terpsichore通り(!)と Melpomene通りの間にあります。」



photo by Atsuko Taniguchi

でた!別名「なんて読むんだろう?」通り!(笑)
こちらですね〜お部屋も清潔そうで、いい感じですね。
http://www.theatlashouse.com/

「フェス君のお家のような二階建てダブル・ショットガンハウスで、考えてみたらニュー・オーリーンズでフツーのお家に泊まるのは初めてだ。
家の奥には離れがあって、真ん中は野外のコートヤードになってます。」


なるほど。ホテルと違って、こういうB&Bはお家に泊めてもらってる感じでリラックスできそうですね。

「旦那がお腹が空いてるので、トレメ地区にあるマザー・イン・ロウ・ラウンジから高速の高架を隔てたお向かいにあるケイジャン・シーフード Cajun Seafood (1479 N Claiborne Ave )へ。
かなり大きいレストラン兼シーフード・マーケットで、茹でたシーフードはポンド単位、ポテトとかコーンも別売り。
入った途端長ーーーい列に戸惑ったけど、手際が良いのかそれほど待たずに買えました。 ソーセージ・ポーボーイとポテトフライ、クロウフィッシュ・パイ、茹でザリガニ2ポンド、小さい茹でカニ一つを買って席について食べる。
お店で働いているのは黒人とアジア人が半々くらい?
ニュー・オーリーンズにはベトナム系の漁師が沢山移住してきたので、ここもベトナム系のオーナーかも知れないです。
茹でザリガニは冷凍(ちゃんと明記してある)ながら、かなり美味しかった。
シーズンじゃないから食べられると思ってなかったし。」


「量り売りのザリガニやポテト、レストランの外にラウンジ見えてます。」  


お皿じゃなくて、袋入りなんですね〜ザリガニおいしそ。

「日が暮れた頃にカーミット・ラフィンズを見にマザー・イン・ロウ・ラウンジ Mother In Law Lounge (1500 N Claiborne Ave )へ。」

お!きた!こちらですね〜
http://www.k-doe.com/lounge.shtml

「レストランから見てたら、周りにたむろしてるのが黒人男性ばっかりなんで「まさかゲイバーじゃなかったよなあ」と思って中に入ると、黒人白人男女色々いました。
カヴァーが20ドルというので「高いなー」と思ったら食事付きだった!!!今食べたばっかりやん、知ってたら食べてこなかったのにい。
何時から始まるの?って聞いたら、もぎりのおばちゃんが元気に「5分よ、5分!」って言ったので「これはニュー・オーリンズ時間の5分=50分だな」と旦那に言うと、その通りになったので笑ってしまった。
バンドは既にスタンバイしてたけど、この日カーミットは8時頃までサッチモ・フェスに出てるはずなのでそんなもんだろうと思ったの。」


これは、ニューオリンズに旅行される方は覚えておいた方がいいですね。
「ニュー・オーリンズ時間の5分=50分」だそうです!(笑)

「50分ほどしてやって来たカーミットは見るのは初めてだと思う(リバースを前に見たときに居た可能性はあるけど)。
歌はやっぱり上手いなあ、けど、かなり酔っぱらってるぞ。
MCの呂律がちょっとあやしい、っていつもこんなのかも知れないが。
ステージには突然ラブボードのおじいちゃんが乱入したり、綺麗なお姉さんが3人くらい入れ替わりで歌ったり、なんだか近所のパーティーみたいで、ユルくて楽しい。
カーミットの選曲も結構ベタで、アイコさんやサッチモの曲、果ては最後の曲はドラマの「トレメ」のテーマソングだったり。(ジョン・ブッテが歌ってる)
このラウンジ、中はそれほど広くないんだけど、とても居心地がいいです。
大きい裏庭があって、外でおしゃべりしている人も結構いるし。
この裏庭はアーニー・ケイドーの奥さんアントワネットが生きていた頃は手入れされた庭だったようだけど、現在は単なる空き地状態になってました。」


いいですね〜!
すごく楽しそう!

「CD買ったのでカーミットとちょっと話したけど、ヨッパラってるからようわからんかった、ははは。
バンドのキーボードが日本人ぽかったんだけど、CDみたら日本人の名前でした。
帰って来てからCDを聞いたのですが、2曲目のイントロ・・・チピチナ〜に似てるなあ・・・と思ったらそうでした。
歌詞はあります(笑)。」


「裏庭でのんびり、真ん中の青いとこがラウンジの裏口で、ステージが見えてます。」


おおお!ユルくていいですね!

「右でちょっとかがんでるのがカーミット、中央あたりにいるのが日本人だと思われるキーボード、ベースの後ろにいるオバマさんは本物ではありません。」


お!良い写真♪
オバマさん、頭頂部が切れております!

ここで、敦子さんからの追加情報!

「カーミットのキーボードは大阪出身の方でした。 フェースブックで見つけた、「つじ よしたか」さんです。

ままははラウンジは毎週日曜の夕方5時頃からカーミットのライヴがあります。
カーミットがツアーに出てる時と、フットボールシーズン以外。
カヴァーが20ドルはカーミット自身がラウンジの前にあるピットでバーベキューしたお肉食べ放題でのお値段。 」


お肉食べ放題付きで20ドル!お得!!!

ちなみに、こちらが昼間のマザー・イン・ロウ・ラウンジです。

「ままははラウンジ。 ヴァンが 前に止めてあって、お店のロゴが半分しか見えませんが、入り口のドアの右側の壁にカーミットが新しく加わってますね。」


「ところで Mother in law は義母ですよね。 継母がままはは。」

あれれれ?義母と継母ってどう違うんだっけ? と、混乱していたら、敦子さんが「義母はヨメさんのおかん」と教えてくれました。なるほど!
ま、どーでもいいけど!

というわけで、初日からいきなりライブで締めるという上々な立ち上がりですね!
翌日は、フェスくんゆかりの地をガッツリ回ってくれますよ〜ファン必見!


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