7、プロフェッサー・ロングヘアーゆかりの地、ツアーガイド



2018年には生誕100周年を迎えるフェスくん。
そのせいか、ここのところ、お家がリノベートされたりドキュメンタリー映画が制作されたり密かに北欧の方で本が出版されてたりと、様々な動きがなされているようで、ファンとしては嬉しい限りです。
おっきなアニバーサリー・イベントとか、開催されないのかしらねえ?

fessfessfestにいらっしゃるコアなファンの皆様なら、「生誕100周年に合わせてニューオリンズに行って、現地の盛り上がりを見てきたい」っていう方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんなあなたに!
テキサス州サン・アントニオ在住の谷口敦子さんが先日ニューオリンズを訪れた際のレポートを交えまして、フェスくんゆかりの地を巡るツアーをご提案いたします!

目的地(その1)【Professor Longhair Museum】

まずは、先述の「リノベートされたフェスくんのお家」、Professor Longhair Museum
こちらに行ってみましょう。

なお、「太字」の部分は敦子さんのレポートをそのまま引用させていただきました。


photo by Atsuko Taniguchi

「これがフェスくんのお家博物館?です。 外壁、なんか安っぽいのでリノベートしてありました・・・。」


photo by Atsuko Taniguchi

「フェスくんのおうちの左隣、ちょっとくたびれたおうちが見えます。 フェスくんのおうちもこんな感じの外壁だったと思われる。」

で、こんな写真をFBで見つけました。

おそらく修繕前のおウチでしょうね。
お隣よりも、かなり傷んでるような・・・
きれいにしてもらって、良かった良かった!

場所はこちらです。


ストリートビューで見ると、周囲の雰囲気もよく分かります。


まだ、改修工事中の画像なんでしょうね。
家の前、ぐちゃぐちゃ。
周りを見回してみても、ほんとに普通の住宅街です。

「フェスくんのおうちは高速をセント・チャールズで降りて2〜3分、本当にすぐです。

グーグルマップでは違う場所が表示されるので、お向かいの家を撮影してたんですが、フェスくんのフェの字もないので「おかしいなあ」と思ってたら、マップに表示された空き地の同じ側の数件先にありました!

Professor Longhair Museum、予想通りフツーの住宅地で、お隣のくたびれた家の前では黒人のおばちゃんが携帯でやかましく喋ってました。
このあたり、スーパードームからもあまり遠くない地域で、多分カトリーナでダメージを受けたと思います。
フェスくんのおうちの周りも、空き地が目立ちました。」


上のマップでも、実際の場所と地図に登録されてる場所が異なってるんですよね。
ストリート・ビューの方の「Terpsichore St.1737」が正しい住所です。

カトリーナからもう10年も経つというのに、この辺りも復興はまだそれほど進んでない感じなのかなあ。

もっと地図を広域で見ると、このへん。



フレンチ・クォーターからずっと南西。
ほんと、高速からは近そうですね。
セント・チャールズから近いってことは、ストリートカーでも行けるのかな?
ガーデン・ディストリクト方面へ向かう途中にあるようです。

このあたりって、ひとりで行っても大丈夫そうなところなのかしらん?
敦子さんに訊いてみました!

「フェスくんのおうちの周りの治安ですか?
写真撮ってる時もあんまり人居ないし、ちょっと警戒はしてましたけど、セント・チャールズ通りは見えてるし、レポートの通り大通りは結構お洒落な地域だし、大丈夫なんではないかと。
ただし夜は大通り以外は行かない方が良いかもですね。」



photo by Atsuko Taniguchi

「フェスくんのおうちの通り(Terpsichore St. 別名、一体なんて読むんだろう通り)の写真。 左側の真ん中がフェスくんのおうちです。」

・・・て、、てる、、、ぷ、し、こ、、、、
ほ、ほんとに何て読むんだろ・・・
それにしても、ジャズフェス時期だからさぞかしフェスくんファンが犇めいているのかと思いきや、なんだこの閑散とした光景は・・・


photo by Atsuko Taniguchi

「フェスくんのおうちのドアの張り紙。 私が行ったのが5月3日だったけど、どのみち時間的に閉まってたので関係ないが。」

雑にテープで貼ってある手書きの張り紙ってとこが、なんともユルくて「らしい」よね!
何が書いてんのか読めないんだけど、臨時定休日のお知らせみたいなことですかね?

「予想はしてたけど、着いたのが7時過ぎ、おうちは既に営業時間を過ぎて閉まってました。
帰ってきてから検索したサイト(ミュージアムのサイトがあるんですね、フェースブックも)見ると、6時までだって、今度はもっと早く来よう。」


こちらが、そのミュージアムのサイトです。

The Professor Longhair Museum - home of the Bach of rock

「This Site Will Return Soon.」

なんでしょう、これは・・・
若干、イヤな予感が漂いますが、文字通りすぐにもどってきてくれることでしょう!ね!
あ、FBのページも消えてる、、、まあ気にしない気にしない!


「それにしても、窓に張り付くようにTシャツが吊るしてあるのがなんか安っぽい(笑)。
せっかくなんで、フェスくん実物大の看板に着せて展示すればいいのに・・・。

おまけに掲示板にも書いたように、外壁がなんかこう、最近の素材でリノベイトしてあって安っぽい、これなら汚くてもオリジナルをなんとか残せばよかったんじゃ?と思いました。

窓から中を覗くと、部屋のすぐ後ろに階段が見えてました。
2階建で、屋根裏部屋があるんだと思います。
おうちには左側にも入り口があるので、元は2世帯住居だったのかも?
典型的なニュー・オーリンズのショトガン・ハウスで奥行きがありました。

おうちの裏側も空き地になっているので、裏の通りからおうちの後ろ側が見られます。
コラムとポーチみたいなのがあって、夏の夜に蚊取り線香焚きながらビール飲めそうですよ(私は下戸なんでコーヒーにしときますが)。

このあたり、カトリーナの前は多分、家がぎっしり建ってたんではないかと思いますが、それでもなんか自転車に乗ってコンビニに行くフェスくんとすれ違いそうな雰囲気でした。」


あの、奥に細長いお家のこと、ショットガン・ハウスっていうんですね。
知らなかった!

2世帯住宅かあ〜
そんなの、アメリカにもあるんですね。

あと、これも最近知ったんだけど、あのドアの青い色のことフレンチ・クオーター・ブルーっていうんですってね〜

 

確かに、そういわれてみればフレンチ・クォーターの建物ってドアや窓が青いとこが多いね。
かわいい〜

ちなみにこちらが、フェスくんのお家の改修が完了して、オープンした時の記念セレモニーの模様です。(2014.2.21)
http://www.offbeat.com/news/photos-fesstoration-ribbon-cutting/

中には、フェスくんの貴重なお写真がたくさん展示してあるそうで、これは是非見てみたいですね!

リボンをカットしたパット・バードさん、嬉しそう〜
ちなみに、パットさんはフェスくんの娘さんで、このWWNOのフェスくん特番にも出演しておられます。
(これ、まだ聴いてない人は必聴!)

http://wwno.org/post/professor-longhair-s-legacy

というわけで、途中から「ちなみに」「ちなみに」と横道にそれまくりましたが、こちらのミュージアム、フェスくんファンにとってはニューオリンズの新しいランドマークと呼んでいいのではないでしょうか?
このお家の中で、フェスくんがピアノ弾いたり、歌ったり、ポーカーしたり、、、ってしてたことを想像すると、心が震えますねー!!
是非、ニューオリンズに着いたら真っ先に足を運んでみて下さいね。
明るいうちにね。

さて次は、フェスくんファンなら決して外せないライブハウス、Tipitina'sへ行ってみましょう!


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