8、続!ニューオリンズ・ツアーガイド(4日目)
さて、敦子さんのニューオリンズの旅も4日目に突入。
この日は、あまりニューオリンズ観光っぽくないところが色々出てきますよ〜
「5日(水曜)
この日はちょっと遠出。
まずはニュー・オーリンズの東端にある、Bayou Sauvage National Wildlife Refuge(国立自然保護区)に行きます。」
場所はこちらです〜
これじゃ、どこにあるのか皆目分かりませんが、何もない所だということだけは分かりますね(笑)!
もうちょっと広域地図だと、こんな感じ〜
ほう!ニューオリンズの街からは、ずーーーっと北東の方なんですね。
こうやって地図で見ると、ポンチャトレーン湖とボーン湖って相当大きい湖なんだな〜もう海みたい。
「かなり広大なマーシュ(海の近くの湿地帯)で、なかなか綺麗。
グーグルマップの (31638 Chef Menteur Hwy, New Orleans)あたりに、マーシュをみられるようになったボードウォークがあったので、行ってみます。」
photo by Atsuko Taniguchi
おお!きれいなところだあ!
「ボードウォークから見た景色」
photo by Atsuko Taniguchi
「釣りしに来たみたいな地元の黒人のお兄さんとちょこっと話してると、彼が何か見つけたと思ったら、アリゲーターでした。
3フィートくらいのまだ若いのが2匹、人慣れしているのか、かなり近くまで来る。
このくらいなら噛み付かれたら怪我はするけど、死なないな。
その兄さんは「お母ちゃんやったら、捕まえて料理するのになあ」とかいうので「お母さんどうやって捕まえるの?」とか色々話して面白かった。
この日はたまに雨が降る、曇りがち時々晴れの日だったのですが、夏の曇りがちの午前中にアリゲーターは良く見られます。
」
photo by Atsuko Taniguchi
んーーーーー???この、真ん中にちょっこと顔出してるのがそうですか?
てか、「このくらいなら死なないな」とか「料理するのにな」とか、敦子さんもお兄さんも全然驚いた風じゃないのがすごいね!
「アリゲーターのアップ、考えたらニュー・オーリンズ市内で野生のアリゲーターを見たのは始めてだ。
ここは自然保護区なので、捕獲は禁止されていると思います、多分。」
photo by Atsuko Taniguchi
わ。ほんとだ。
意外と、目が優しいね!
でも、ここ一応ニューオリンズ市内なんですよね。
こんなとこに普通にいるのか・・・
「そのあと私たちはその先、ニュー・オーリンズの最東端にある砦の遺跡 Fort Pike State Historic Site (27100 Chef Menteur Hwy )に行ったんだけど、 閉まってました。
この砦跡の先にある橋はレイク・ポンチャートレインと海を繋ぐ海峡になっています、って湖だから海峡じゃなくて湖 峡か?」
なるほど。じゃ、さっきの地図にあった「ボーン湖」って、東側はもうすぐ海なんですね。
「ここからミシシッピー州の州界まで15分くらいで行けるので、マーシュが広がる道をドライブ。」
photo by Atsuko Taniguchi
「私たち夫婦はミシシッピー州に今まで足を踏み入れた事がないので、これが初制覇となります。
ミシシッピーに入った途端、私の頭には「サニー・ランドレスの生まれた州」が浮かびます。
ブルース好きなら色んな人の名前が浮かぶんだろうけど、そちらの方にはほぼ知識がないので、サニーだけでしたが。」
photo by Atsuko Taniguchi
あ、もうミシシッピー州突入なんだ!
「ミシシッピーに入ったからといってガラリと景色が変わるわけではないけど、州界でデンついて帰って来るのもなんですから、そこから90号線を更に30分ほど行ったところにある海岸の町 Pass Christian まで行きました。
ルイジアナの海岸よりも綺麗だけど、水はやはりミシシッピー河の水のせいか、ちょっと濁ってます(雨のせいかも知れないですが)。
もう少し東に行くと紺碧の海が見られるはずなんだけど。」
photo by Atsuko Taniguchi
「この辺りのガルフコーストはカトリーナの暴風雨と海からの泥津波によって、相当なダメージを受けたんですよ。(ニュー・オーリンズは暴風雨自体の被害はそれほどでもなかった)
海沿いの町によっては大波によって海岸付近の建物が根こそぎ流されたのもあったそうです。
ここがそうだったかどうかはわからないけど、海岸にある家も新しいのが多かったし、空き地も沢山ありました。」
そうか〜
どうしてもニューオリンズの堤防決壊に目が行きがちだけど、あれだけ大きなハリケーンだったんだから、周囲の地域もひどい被害があったんでしょうね。
ここで敦子さんからの追加情報です!
「カトリーナが上陸したのはパール・リヴァーの河口、つまりあの「ようこそミシシッピーへ」の看板のあたりでした。
あと、海岸の町パス・クリスティアンは膨大な被害を被ったそうです。
ウイキの英語版ハリケーンカトリーナに写真がありますが、私らがパス・クリスティアンに行くのに渡った橋も破壊されてました。」
「今では「夏だ!海だ!」の景色ですが、10年前はどんなだったのか・・・海岸線に沿った道路の向こう側に家が立ち並んでいます。」
photo by Atsuko Taniguchi
「雨が降った後だったので、海岸は湿気が多くて暑かったです。
海岸のレストランでお昼を食べようかと思ったんだけど、暑そうだったからやっぱりニュー・オーリンズに戻る事にして、来た道を帰る、はずが途中で一本曲がり損なってちょっと違う道を通って帰ります。
その時に小さい町を通り抜けたんですが、スパニッシュ・モスの垂れ下がる木に囲まれたお家が多い、静かな町(Pearlimgton)でした。
↓左側にあるのがヨットハーバーとレストラン」
photo by Atsuko Taniguchi
「行きしなに行って閉まってた Fort Pike からニュー・オーリンズ側に10分くらい戻ったところに、もう一つ砦の廃墟 Fort Macomb State Historic Site があります。
ここは安全面で問題があるので、公開されていませんので、外から見るだけ。
↓真ん中の平べったくて茶色の建物が砦跡」
photo by Atsuko Taniguchi
この砦跡が廃墟になっているのは、カトリーナの被害とかではなく、古くて朽ちているのだそうです。
「その後は同じ道を通ってニュー・オーリンズに戻りますが、Bayou Sauvage National Wildlife Refuge を過ぎあたり、高速510号との間の Chef Menteur Highway の北側にかなり大きいベトナム・コミュニティがあります。
通りに面していろんな店があるけど、漢字とベトナム語が連なります。
遅いお昼を食べようとレストラン+ベーカリー Doug Phoug (14207 Chef Menteur Hwy) に入ったら、レストランの方は何故かやってなかったんですが、お客さんが入れ替わりくるこの店、パンも美味しそうだったし、ベトナミーズ・サンドイッチもありました。」
ベトナミーズ・サンドイッチ?へえ、どんな感じなんだろう?なんか、美味しそうだなあ。
場所はこちらです〜
「あまり暑くない季節なら、ここでサンドイッチを買って、自然保護区でピクニックもいいですね。」
photo by Atsuko Taniguchi
「次に目星をつけていた近くのレストラン Ba Mien ( Ya Ole Village Shopping Center, 13235 Chef Menteur Hwy) に入ったのですが、ここはかなり大きいレストランで、典型的なアメリカのベトナム・レストランっていう感じでした。」
場所はこちらです〜
「時間が中途半場だったせいかお客さんは少なくて、テレビではベトナムのバラエティ番組が流れてるし、まじで「ここは何処?」な感じに見舞われました。
フェス君のニュー・オーリンズとは全く違ったニュー・オーリンズですね。
バーミセリの上に野菜とグリルしたエビが載っていて、ソースをかけて食べる(すまん、名前知らんのよ)のを食べたけど、美味しかったです。」
それって、ベトナム料理なのかな?
ニューオリンズは他の地域よりもご飯が美味しい印象があるけど、アメリカのお食事に飽きた時にはこういうベトナム・レストランって良いかもしれないですね。
photo by Atsuko Taniguchi
「レストランで食べている間に外は大雨が降っていたけど、すぐ止んだんで自然保護区にもう一つあるトレイルの方を歩きに行ってみました。
(朝行ったところのとは道を隔てて反対側)
景色は朝方行った方が良かったし、ウサギさんはいたけどアリゲーターはいなかったです。
その後、いったん宿へ。」
photo by Atsuko Taniguchi
「ちょっとのんびりしてから、今日は疲れたからマジで甘い物食べに行こう、とマガジン・ストリートりを西に運転。
色んなケーキとジェラートがある Sucre (3025 Magazine St ) に行き、沢山食べました。」
マジで甘い物・・・(笑)相当お疲れのようですね!
「この辺りのマガジン・ストリートもお洒落なお店が多いです。
ここもお洒落な店でケーキはまあ美味しいけど、ニュー・オーリンズでは平均かな(ペイストリーには辛口採点)。
マガジン・ストリートは私たちの宿のあるあたりから西に向かって5〜6ブロックはお店、そのあと住宅地、そし てこのカフェのあるあたりはまた、お店が連なっています。」
photo by Atsuko Taniguchi
おいしそう!!!でも、確かにマジ甘な感じですね!
「そのあともマガジン通りを更に西に向かい、オードボーン公園を突っ切って、堤防の外、ミシシッピー河のほとりにある公園 The Fly へ。
着いて車を降りたら、ちょうど日が沈む時で、夕焼けがとっても綺麗でした。
市民の憩いの場になっていて、皆さんそれぞれのんびりと過ごしてます。」
photo by Atsuko Taniguchi
のんびりして、いいところですね〜
「タグボートやタンカーが行き交うミシシッピー河の夕暮れ」
photo by Atsuko Taniguchi
あ〜〜いいな〜〜
「日がくれたあと、Tchoupitoulas 通りを通って宿に帰る途中、チピチナーの斜め向かいのスーパー Rouses ( 4500 Tchoupitoulas St ) で(行く予定だったプランテーションに向けて)色々お買い物。」
この(行く予定だったプランテーション)っていうのは、翌々日にプランテーション見学に行く計画を立てていたのですが、あるトラブルによって行けなくなっちゃいます。
詳しくは、明日のレポートで!
「ここはルイジアナ発祥のスーパーなんですが、置いてあるものもちょっとお洒落な感じがするし、デリも美味しいです。
帰りにフェス君広場見たら例のホームレスのお兄さんはまだ居たので、撮影は断念。」
ホームレス兄さん、完全に定住してますね(笑)!
Tchoupitoulas 通りはミシシッピー河に沿って走っている通りですが、通りのミシシッピー側は倉庫が立ち並んでいます。
倉庫の後ろにはミシシッピー岸にあるクレーンやら、ライトアップされた橋が見えて、綺麗です。
ミシシッピーと反対側は普通の住宅地という感じです。」
photo by Atsuko Taniguchi
あー、きれいな夕焼けだあ〜
さて、4日目が終了。
この日まわったニューオリンズの東側の風景、いいですね〜
ニューオリンズの街中に飽きてのんびりしたい人には、ぴったりかと思います!
さて、翌日はまだまだニューオリンズ中を回りつくしますよ!
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