Ya!Ya!/Lee Dorsey(Fury FULP1002)
![]() 「Rock Pretty Baby」(Rex)、「Lottie Mo」(ABC)のシングルヒットに続いてロビー・ロビンソンが手掛けたフューリー録音(61~63年)。この1曲目『Ya Ya』も、もちろん全米大ヒット!勢いが止まらない人気者リー・ドーシーの魅力的な歌と可愛いキャラクター、素朴でキャッチーな曲、上質な演奏、と文句のつけようがない。契約上の問題で名前は出せなかったトゥーサンも、ピアノ演奏・アレンジで秘かに(といっても聴けば明らか)かかわっている。アール・キングも曲提供(3、8、10曲目)。この頃のニューオリンズR&Bは、ほんと上質。最高の時代。 ちなみに、このリー・ドーシーはヒット曲があまりに多いせいか、こういったオリジナル・アルバムより編集ものが非常に多い。『Great Googa Mooga』 (Charly R&B CD NEV3)は60年から78年まで年代順に並べた2枚組CDで、全体像を掴むのには最適。CollectablesのGolden Classicも選曲よし。ヒット・シングルを集めたARISTAの『Wheelin' and Dealin' the definitive collection』は非常に音が良く(20ビット・デジタルリマスターだそうです)、 68年の再演「Lottie Mo '68」も聴けてオススメ。 | |
Yes We Can...And Then Some/Lee Dorsey(Poly POCP-2324)
![]() アラン・トゥーサンとマーシャル・シホーンのプロデュースによる72年の名盤『Yes We Can』に数曲のボーナストラックを追加。もちろんバックはミーターズで、こちらも文句無し。トゥーサン&ミーターズの最もおいしい時期の音が聴ける。リー・ドーシーの歌も、60年代よりフォンキーでクール。 これってフェスの音楽にも感じられることだけど、トゥーサン&ミーターズの高い音楽性や演奏力以上に最も説得力があるのは、率直で奔放なリードーシーの歌かもね。(その意味では、この時期のリーくんの歌いまわしって随分トゥーサンに触られてるって印象が・・・私の気のせい?) 1、19曲目の『Yes We Can』も最高にカッコイイけど、9曲目『Hello Good Looking』のR&Bテイストや10曲目の『As Quiet As It's Kept』のフォンキーなグルーヴ、11曲目『Lonley Avenue』のファンキー・ゴスペル風アレンジ(レイ・チャールズのバージョンと聴き比べても面白い)、17曲目『Gator Tail』のロッキンでクールなサウンド等、聴きどころ満載。 |
アルバム『Night People』との2in1で、お得です。
収録曲を御確認の上、ご購入下さい。 |