Let's Go To New Orleans:The Sansu Sessions(Fuel2000 0302 062 001 8)
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多くのフェス・ファンが、「The Sansu Sessions」というサブタイトルに驚愕させられたであろう謎のアルバム。
「Sansu」とは60年代にトゥーサンとマーシャル・シホーンが興したレコードレーベルなのだが、フェスがサンスーに録音を残していただなんて聞いた事が無い。鼻息荒く聴いてみたところ、結局、内容はライブ音源の寄せ集めで、既出の音源に未発表とみられる曲が数曲含まれていた。 1曲目と20曲目は、アルバム『New Orleans Jazz & Heritage Festival 1976』収録音源。76年ジャズフェスでのライブ。 2、3、9、11、12、18曲目はアルバム『The London Concert』収録音源。フェスとアルフレッド"ウガンダ"ロバーツのコンガによる演奏。 7、14、16、19曲目はアルバム『Live On The Queen Mary』より。バックはThe Meters。 4、5、6、13、15曲目は『Live 1977』収録音源。サンフランシスコのボーディング・ハウスでのライブで、同ステージにネヴィル・ブラザーズが出演していたこともあり、バックバンドがネヴィルズの可能性もある。アルバム『The Big Easy 残りの8、10、17曲目が謎の音源で、未発表なのではないかと思われる。 というわけで、どこがどう「The Sansu Sessions」なのか?騙された! とはいえ、改めて聴いてみてもフェスの演奏に引き込まれることは間違いない。 特に、これまで未発表だったと思われる17曲目「Jambalaya」は出色で、アグレッシヴなフィドルに引っ張られてフェスが心から楽しそうにのびのびと歌い、ピアノもどんどんグルーヴィに。 ウェブサイト「BLUES GINZA」でも有名な音楽ライター陶守正寛さんの考察では、このフィドルのフレージングがクラレンス・ゲイトマウス・ブラウンの演奏に非常に似ているとのことで、アルバム『Rock 'n' Roll Gumbo』のレコーディングセッションのみでなく、ライブでの共演もあったのかも・・・と、想像するだけでワクワクさせられる。 また、8曲目の「Woke Up This Morning」はフェス登場前にバックバンドのみで演奏したものではないか?・・・とか、これらの音源の版権関係など、ブログの方でも大変興味深い考察がなされています。 「Blues Ginza Blog」 今回、fessfess掲示板で1曲1曲チェックしているあたしに対して「気持ち悪い」との意見が多く寄せられる中で(何を今更、、、という感じですが)、唯一相手にしてくれたスモリさんには大変感謝しております!ありがとうございました! |