12.Collector's Choice featuring Professor Longhair(Rounder 2082)
![]() |
これは本当にコレクターズ・チョイスだ。オムニバス盤なのだが、フェスが10曲収録されており他では聴けない名演が含まれているので、あえてここで取り上げてみた。
リック・ロン・リップに残されていた50年代後半から60年代始めの録音集で、前半の10曲がフェス、残りは他のニューオリンズ・ミュージシャンの音。 アル・ジョンソンにしろ、アーマ・トーマスにしろ、マーサ・カーターにしろ、後半はほとんどが有名曲だが、フェスの録音は隠れた名曲がざくざく。どこにこんな曲が埋もれていたのかと驚いた。 有名な名演・59年のロン録音「ゴー・トゥ・ザ・マルディグラ」「カッティン・アウト」や64年ウォッチの「ビッグチーフ」はともかく、62年のリップ録音は「よくぞ探してくれた!」といった感じだ。 7、8の「エブリバディー・ブロウイン」はフェスらしいコミカルで底抜けに明るいフォンキーな曲。9の「アイ・ビリーブ・アイム・ゴナ・リーブ」はライブでも時々歌っているが、珍しく泣かせる。10の「ア・ホール・ロット・オブ・トゥウィスティング」は「ホール・ロッタ・ラヴィン」の改作で楽しくフォンキー。2「エブリデイ・エブリナイト」あたりのシングルのカップリング曲も珍しい。 やっぱりこの時期のフェスは最高。音質もいい。 |