1、プロフェッサー・ロングヘアー、ファッション・チェック!

既にお気付きの方もいらっしゃると思いますが、プロフェッサー・ロングヘアーさんは非常にオシャレさんです。Gパンの着こなしから帽子・靴に至るまで、その音楽と同様に非常に個性的!歳とってからも、かわいぃ〜じぃさんなのです。
というわけで、まずは『プロフェッサー・ロングヘアーはニューオリンズのファッション・リーダーだった』説だっ!!


まずはカジュアルな着こなしから。

←こちらはアルバム『House Party New Orleans Style』のジャケット写真。
アフリカンプリントのチュニックに大きめのペンダント、いつもの濃いめのサングラス。V字に開いた胸元から、ちらりと胸毛がのぞくセクシーな着こなし。
この写真はジャズフェスのバックステージ写真だそうで、隣にはスーツ姿のライトニン・ホプキンスが写っている。ということは、これはステージ用の衣装かも。
色の具合から見て、モノクロ写真に後から色を乗せたっぽいので実際の色は分からないが、大きめのペンダント・トップがポイントになっていてファンキーなスタイルだ。


←胸元から胸毛が・・・あぁ・・・セクシーだわ・・・


モノクロ写真に後から色を乗せたといえば、こちらもはずせない。
アルバム『Professor Longhair Live1977』の裏ジャケに付いているモノクロ写真にヴィヴィッドな色を乗せたのがこちら(オムニバスアルバム『New Orleans Funk』のジャケット写真)。
ここでのポイントは、頭に巻いた白いターバン!Dr.ジョン著『フードゥームーンの下で』にもフェスくんがターバンを巻くことが触れられているが、こんなふうにジャケット&スラックス&革靴のスタイルに巻いているとは、なかなか斬新でオシャレ!! お気に入りらしく、いつもしている白いエナメルベルトとサラリーマン(部長クラス)風の革靴は御愛嬌。


←ターバンに注目
色は付けてあるが、実際は白い布を巻いているようだ。
ちょっと、お風呂上がりっぽいところもキュート!
エリカ・バドゥよりもず〜〜っと前から、ターバンファッションで決めているのだ。先駆者なのだ。


←プリントシャツの柄に注目
派手目のプリントシャツにジャケット、更にその上に丈が長めのオーバージャケットを重ね着している(ただ寒かっただけなのか・・・?)。ターバンを巻くことでポイントを上にもってきているあたりがニクイ。この気取ったポーズが、また愛らしい。




柄シャツの着こなしといえば、こちらも良い。
オムニバスアルバム『Collector's Choice』の中写真から。
ここでは、ベスト・スーツでダンディに決めているが、ニットの帽子を合わせてカジュアルダウンしているあたりが、フェス君らしくてかっこいい。
よく見ていただくと分かると思うが、こちらで着ているのは先ほどのプリントシャツと同じ物。こうして同じシャツを着回ししていることからも分かるように、フェスくんのコーディネートは与えられた衣装をただ着ているのではなく、手持ちの洋服を自分なりに着こなしているのだ。おしゃれ〜〜!


←襟元に注目
腰に手をあてるポーズもきまっているが、シャツの胸元から白のTシャツらしきものが少し覗いていて・・・まぁ、可愛いから許そう。
フェスくんは、こういったハデ目のプリント柄がお好みのようだ。


これはジャズフェスのステージ写真で、ライノから出ているミーターズのアンソロジー『funkify Your Life』の中写真から。一番左に背後から写っているのがフェスくんです。
このシャツもプリント柄が可愛い。靴とベルトは白で統一している。

ちなみに、右はしに写っているスヌークスは、ズボン丈が短すぎ。


こちらも柄シャツ。ソフトデニムっぽいベストを合わせているが・・・ん〜〜、こっちはあんまりかっこよくない。
アルバム『Ladies & Gentlemen』のジャケットより。


同じく柄シャツにベストの組み合わせ。
ベストは、切り替えのステッチから上の写真と同じものっぽい。
レンズがかなり大きめのサングラスにお馴染みのニット帽が可愛い。アルバム『Live In Germany』裏ジャケより。


こちらはフェスくんお得意の、Gパンスタイル(2枚組CD『Fess Anthorogy』のブックレットより)。
チェックのネルシャツと合わせて、定番の着こなし。腰からキーホルダーらしき物をぶら下げている。Gパンの股上がちょっと深い。特にかっこいい訳ではないが、この満足げな顔が可愛い。
後ろに写っているDr.ジョンの光ものジャケットの方が、怪しくて妙に目に付く。


最も有名なフェスの写真といえばやっぱりこれ。
アルバム『Crawfish Fiesta』のジャケット写真や、ライブハウスTipitina'sの有名な縦長ポスター(現在プレミア付らしい。手に入らない!)でお馴染み。
ノンウォッシュのGパン&Gジャンに、黒い帽子。Gジャンにはワッペンがいっぱい付いてて、中に着た白シャツの襟を出している。袖口からもシャツをのぞかせて、茶色のベルトが妙に前に反りかえってるところも何か格好良い。手にはサングラス。


こちらが、そのバックスタイル。
(ライブアルバム『Byrd Live!』の裏ジャケより)
背中にもびっしりワッペンが。こういうカジュアルなスタイルにかっちりした帽子を合わせたり、逆にスーツにはニット帽を合わせたりするところがフェスくんらしい。


Gジャンの着こなしで、なんとも格好良いのがこちら。アルバム『Crawfish Fiesta』の裏ジャケットから。
ワッペンに注意して見てもらえば分かると思うが、上の写真で着ているものとは違うGジャンだ。サイズもかなり小さめで、袖も短く肩もジャストサイズ。今見てもかっこいい。上のGジャンは撮影用の衣装っぽいが、こちらはかなり体に馴染んでいるようなので私物だろう。


カーキ色のパンツと合わせて、こちらも使い古した感じの帽子をかぶっている。こういう古着風の着こなしにも、センスが光る。


←襟足に注目!
よ〜く見て下さい。帽子の下にグレーのバンダナを巻いているのです。かっこえぇぇ〜〜!!
また、このポーズがしびれるわぁ〜〜かっこいぃ〜〜〜!


こちらも上と同じGジャン。
『Fess' Anthorogy』のライナー・ブックレットより)
ジャストサイズのGジャンを、ここでは前ボタンをすべてキッチリはめている。
そして、黒革ベルトの腕時計。フェスくんはライブでも腕時計をしていることが多く、このことからも普段着感覚のままステージに上がっていることが分かる。ライブ中でも、演奏時間をしっかりチェック!


かっこいいライブ写真ということでは、こちらもかなりのクオリティ。
TシャツにGパン、サングラスというオーソドックスなスタイルだが、この顔がファンキー!!
ダンシング・キャット盤『Rockn' Roll Gumbo』の裏ジャケット写真。


こちらも(顔が)ファンキー。アルバム『Mardi Gras In Baton Rouge』のライナーに付いている写真で、ライブアルバム『Byrd Live!』のジャケットにも使われている。 ちょっと珍しい縦じまのTシャツ(横じまはよくあるけど縦じまってあんまり見ないよね)。こちらもサイズが小さめで、いわゆるチビT。フェスくんはこの頃からチビT派なのだ。ここからがまた可愛らしいとこなんだけど、下にグンゼっぽいU首のシャツを着込んでいる!オシャレさんだけど、やっぱり汗でベタつくのは嫌なのだ!


←首元に注目!

ここでよ〜く見てほしいんだけど、Tシャツの首元に何かを付けているのだ(見えるかな?)。
最初はピンマイクでもつけているのかと思ったけど、どうも違う。

私が立てた仮説ですが・・・

仮説1 誰かにネクタイピンをもらったフェスくん。さっそく身に付けたい・・・ん〜でも今日はネクタイを付けていない。いやいや、ネクタイピンだからってネクタイに付けなきゃ駄目って決まりはないもんね〜ということで、Tシャツの首元に縦につけてしまった。
仮説2 メモ取るためにボールペンを持って行きたい。このTシャツなら胸ポケットがあるから、ここに挿して・・・ん?ペンが長過ぎてポケットに入れるとクリップのとこが挟めない。ん〜まいったなぁ・・・あ、Tシャツの中に入れて首元に挟めばいいのだ!ん〜、わしって頭良い。

私は仮説2を支持するんだけど、いかがでしょう?

George Porter Jr.オフィシャルサイト
ちなみに、こちらでもフェスくんのGジャン&Gパン&Tシャツ・スタイルが見られる。ワイルド・マグノリアスの1stアルバム・ジャケット写真がプリントされたTシャツを着て、ジョージ・ポーターと2ショットで写っている写真が『Photo』のところに。クイント・デイヴィスに貰ったのかな?


ノーネクタイ・スタイルが多いフェスくんが珍しくネクタイをしている写真。ちょっと太めの斜めストライプ柄。
このポーズの意味が私には分からない・・・なぜか前屈みになってて、何かを持っているようにも見えるし・・・ ん〜〜、分からん。


ファンシーな着こなしで有名な写真といえば、こちら。
白いスーツに白い帽子でおしゃれに決めているが、ここでは靴に注目!
撮影用の衣装っぽいけど、なんといってもこのニカッとした笑顔がいい。


←こちらが、その靴のアップ。
かわいい〜〜!!


こちらもファンシーにスーツでキメるライブ写真。モノクロ写真ではっきりしないが、こちらの帽子は黒色で。こういう正装でビシッと決めるライブスタイルも、なかなか似合ってる。う〜〜ん、すてき!
左手を上げていることから、この時演奏しているのは『Mardi Gras In New Orleans』と読んだ!


アルバム『Rock'n Roll Gumbo』ダンシング・キャット盤のジャケット写真。
髪型も同じだし、上の写真と同じライブの写真かと思ったが、帽子のつばの形が若干違って見える。
(シャツの柄も違うか?)


こっちのスーツ姿も、かなりグレード高い。
(アルバム『Professor Longhair Live1997』のジャケット写真)
上下黒のスーツに黒のブーツ。襟元から中の白シャツの襟を出し、シャツの中に巻いた黒いネッカチーフも少し覗かせている。あぁ〜〜おしゃれ〜〜
普通の革靴ではなく、ブーツを合わせるところがなかなかのセンス。

ここでも腰にキーホルダーがぶら下がってるけど、このカギは家の鍵?それとも自転車の鍵とか?ピアノの鍵だったりしたら、格好いいなぁ。


アルバム『Mardi Gras In New Orleans』のジャケット写真より。
こちらも似たスタイルだが、シャツの襟元を軽く開いている。ほんとフェスくんって、スーツも似合うわぁ・・・素敵。この犬っぽい顔が、だっこしてあげたくなる(私だけか?)。


ミーターズのアンソロジーに入っているライナー中の写真。
ジャズフェスのライブ写真のようだが、この帽子が珍しい。上部が平らになっていて、ファー風の起毛素材に見える。
暑そうだけど、オシャレに我慢は付き物なのだ!

ん?ベルトもしてるけど、サスペンダーもしてる・・・理解しがたいところもフェスくんっぽい。


こちらはアルバム『New Orleans Piano』の中写真。
古そうな写真だけど、録音時(49年)のものかどうかは不明。顔だけみても若いんだか何だか、想像がつかない(むしろ、最晩年の写真の方が若く見える)
スナフキン風の帽子に、柔らかそうな素材のカジュアルなジャケット。このあたり、オシャレなのかどうか怪しい。


これら2枚の写真は『Fess' Anthorogy』ブックレットより。
共にネクタイしてないのにネクタイピンを付けている。そうなのです。フェスくんは何故かネクタイピン好きなのです。
しかし、この帽子は・・・(泣)このベルトは・・・(泣)
ジャケットはウエストシャーリングできるタイプで、ベルトもズボンも同じだから同じ日の写真かな?ネクタイピンもしてるし。帽子だけ脱いだのかな?
妙に嬉しそうなフェスくんは、この格好でツェッペリン・パーティーに出席。 インパクトでかすぎのプリントハットは笑いを取るには最適だけど・・・このゴルファーやチンピラがしてそうな白いエナメルベルトはフェスくんのお気に入りと見えて、よく身に付けている。
あぁ・・・・ぁぁ・・・・ぁ・・・


・・・だんだん怪しくなってきたんで、このへんで止めときます。
なお、私の独断評価ですのでクレームは受け付けません!


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