参考音源レッスン3
Rockin' Pneumonia And Boogie Woogie Flu/Huey "Piano" Smith & His Clowns (P-VinePCD-2474)
Bobby Fields 1.Give A Helping Hand 2.Pitty Poor Me Bobby Marchan 3.Chickee wah Wah 4.Don't Take You Go 5.I'll Never Let Go 6.I Can't Stop loving you 7.You Can't Stop Her 8.Rockin' Behind The Iron Curtain' 9.Hush Your Mouth Huey "Piano"Smith & The Clowns 10. Rockin' Pneumonia And Boogie Woogie Flu pts1&2 11.Just A Lonly Clown 12.Free Single And Disengaded 13.I Think you Jiving Me 14.High Blood Pressure 15.Don't You Just Know It 16.Havin' A Good Time 17.We Like Birdland 18.Don't You Know Yockomo 19.Well I'll be John Brown 20.Dearest Darling 21.Tu-Ber-Cu-Lucas And Sinus Blues Bobby Marchan 22.Tiddley Wink 23.Loberta
このヒューイ・スミスという人は、あまりに過小評価されすぎていると思うのだ。鍵盤弾きとしてもサウンド・クリエイターとしてもソング・ライターとしても、希少な存在だ。
このアルバムと次の『ポパイ』では、クラウンズ全盛期といわれるエイスでの録音がまとまって聴ける。「ロッキン・ニューモニア」「ハイ・ブレッド・プレッシャー」「ドント・ユー・ジャスト・ノウ・イット」「ドント・ユー・ノウ・ヨコモ」など、ノベルティックで陽気な有名曲が目じろ押しだ。各曲についての情報は、添付の鈴木啓志さんのライナーが非常に詳しく、ここでは割愛させていただく。
この時代のエイスの音を聴くと、あちこちでクラウンズ・サウンドにぶちあたり、いかにこの音が当時一世を風靡していたかを改めて実感する。ニューオリンズのみならず、コースターズあたりの音を聴いてもクラウンズのパチもんって感じだし。
ピアノマンとしての力量も素晴らしく、フェスとは全く異なる個性を築き上げた天才だと思うのだが。ニューオリンズには名前が出ている鍵盤弾きは大勢いるが、やっぱりフェスとヒューイ・スミスが突出しているなぁ。
ちなみにヒューイは、このCDと次のポパイの間でインペリアルに移籍しピティー・パットというシャウター系ヴォーカリストで録音しているが(Snag-A-Tooth Jeanie /Huey "Piano" Smith & His Clowns/ Night Train NTI CD 7078で聴ける)、やっぱりクラウンズにはおかまボーカルのボビー・マーチャン擁するエイス時代が一番。コーラスの使い方も秀逸。
近い選曲のCDです。
収録曲をお確めの上ご購入下さい。
Pop-Eye/Huey "Piano" Smith & His Clowns(P-Vine PCD-2475)
Eddie Bo 1.We Like Mambo Junier Gordon 2.Evrey body's Whalin' 3.Little Liza Jane 4.Blow Wind Blow 5.My Love For You Huey Smith & His Clowns 6.Little Chikee Wah wah 7.Genevieve 8.Would You Believe It 9.Quit My Job 10.Beatnik Blues(Doing the Beatnik twist) 11.For Cryin' Out Loud 12.I Didn't Do It 13.They Kept On 14.She's Got Me Low Down 15.Mean mean Man 16.Pop-Eye 17.Sccald-Dog 18.Somewhere 19.I Tried 20.Somebody Put A Tack 21.Suzie Q 22.Talk To Me Baby 23.If It Ain't One Thing It's Another 24.Somebody Told It 25.Every Once In A While

こちらもクラウンズのエイス録音。上記『Rockin' Pneumonia And Boogie Woogie Flu』とも1曲もダブリがないので、両方買いましょう。(私はP-ヴァインのまわしものではない)
タイトル曲のポパイはかなりヒットしたらしく、「ポパイ」という名のダンス・スタイルもあるらしい。相変わらず、ノーテンキなおふざけ曲が満載で、いくらでも踊れる。よく、フェスがR&Bにラテン・リズムを取り入れたと言われるが、このクラウンズのラテン風味は、ヒューイのパーカッション・ピアノで色付けされて何ともフォンキーだ。
クラウンズのライブはかなりショーアップされたレヴューだったそうだが、楽しそうだなぁ。どこかに映像が残っていないものだろうか。音だけでもいいんだけど。御存じの方は是非御一報を。 ちなみに、このエイス時代にはこれ以外にクリスマス・アルバムも発表されていて、こちらも素晴らしい。
全然関係ないが、私はアメリカ南部のフライド・チキン・チェーン「ポパイ」の大ファンで、ここのビスケットなら毎日でも食べられる。レッド・ビーンズ&ライスもここのは美味い。もっと関係ないが「チャーチーズ」のオクラ・フライも好きだ。「ケンタッキー」はもういいから、日本にも「ポパイ」と「チャーチーズ」を!
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