6.Live On The Queen Mary(Capital S21 56844)
1.Tell Me Pretty Baby 2.Mess Around 3.Everyday I Have The Blues 4.Tipitina 5.I'm movin' On 6.mardi Gras In New Orleans 7.Cry To Me 8.Gone So Long 9.Stagger Lee
Personal is:professor Longhair(piano/vocal),Joseph"Zigaboo"Modeliste(drums) George Porter Jr.(bass),Leo Nocennteli(Guitar)
 1975年3月24日、カリフォルニアのロングビーチでポール・マッカートニーの33才バースデー・パーティーが客船クィーンメアリー号上で開催された。その時、船上ライブに招待されたフェスのライブ録音で、同じく招待されたミーターズがバックを務めている。
なんといってもミーターズがひどい。なにを血迷ったか完全にフェスをないがしろ。フェスとバンドのノリが、全く合っていない。ジョージ・ポーター、お前はベース買って1週間の高校生か?
この日のミーターズのライブもCD化されているが、これがまたひどい。レオ・ノセンテリ、お前はジミヘンか?ただ、バンド・アンサンブルとしては酷いが勢いはあり、シリルのパーカッションとか、ジガブーのバスドラとか単独で聴くと聴きどころもありまだ許せるが、このフェスのライブだけは許せんぞ。
フェス自身もひどい。レイ・チャールズのアトランティック時代の疾走感溢れるナンバー「アイム・ムーヴィン・オン」など、なんじゃこりゃ。続く「マルディグラ・イン・ニューオリンズ」にしろ名曲「クライ・トゥ・ミー」にしろ思わず失笑をかう。これは、お笑いCDか?音質も悪すぎる。バランスも悪い。こんな音が公式アルバムとして発売されているのは、明らかにフェスの名誉に傷がつく。頼む!こんなCD、即刻廃盤にしてくれ!
トゥッツ・ワシントンがストーンズのパーティーに招待されて「お前らみたいな、右手だけの音楽(この表現、素晴らしい!)いやじゃ!」とライブ出演を断ったという話があるが、フェスも断るべきではなかったかなぁ。
ちなみにジャケ写はポール・マッカートニーの嫁さんが撮ったらしいが、なかなか渋い。