10.Ball The Wall! Live At TIPITINA's1978(Night train NTI CD 7106)
1.Mardi Gras In New Orleans 2.Rum & Coca Cola 3.I've Got My Mojo Working 4.Gone So Long 5.Whole Lotta Lovin' 6.After Hours 7.Ball The Wall aka.501 Boogie 8.Medley:Good Lookin' Tonight/ Shake Rattle & Roll/ Sick & Tired/ Roberta 9.Bald Head 10.Hey Little Girl 11.Stack-O-Lee 12.Go Ahead And Cry 13.Her Mind Is Gone 14.Don't You Feel I Like Cryin' 15.Introduction by James Booker 16.Gone So Long 17.Mess Around 18.Tipitina
78年のティピティーナでのライブ録音。
音は悪い。リズムも薄い。
詳しいバンド・メンバーは不明だが、珍しいのはスタンリー・ジョンというスチール・ドラマーが参加していることだ。カリビアン音楽の要素も多分に含んでいるフェスの音楽にならスチールドラムも合いそうだと思われがちだが、これが合わない。てんでバラバラ。こういう楽器は、なかなかバンド・アンサンブルの中では使い方が難しいのかもしれない。プレイヤーの問題か?「ラム&コーク」みたいなカリプソには使えそうだし、面白いアイディアだと思うのだが、もう少しやりかたがなかったのかなぁ。こういう奇抜なアイディアはいかにもフェスらしいのだが、非常にもったいない。6の「アフター・アワー」には意外とハマってるけど。 9「ボールドヘッド」のイントロは、ピアノの響きがまさにフェスでうっとりしてしまう。
15から18は上記ライブとは異なり、ソロ・ピアノ演奏。ジェイムズ・ブッカーのMCにつづいて演奏されるフェスのピアノが素晴らしい。こちらも音は悪いが、力強くフォンキーで豪快ないつものスタイルで期待を裏切らない。あらためて、フェスの懐の深さが感じられる。