Reference(Professor Longhair Album)
1.The Professor Longhair Anthorogy(RHINO R2 71502)
Disc1 1.Bald Head 2.Hadacol Bounce 3.Tipitana 4.In The Night 5.Ball The Wall 6.Who's Been Fooling You 7.Hey Now Baby 8.Hey Little Girl 9.Walk Your Blues Away 10.She walks Right In 11.Willie Mae 12.Professor Longhair Blues 13.Baby,Let Me Hold Your Hand 14.No buts,No Maybes 15.Misery 16.looka,No Hair 17.Cuttin' Out 18.Go To The Mardi Gras 19.There Is Something On Your Mind 20.Big Chief-Part 2 21.Hey Little Girl(Live) 22.Hey Now Baby(Live)
Disc2 1.Mardi Gras In New Orleans 2.Junco Partner 3.How Long Has That Train Been Gone 4.Stag-o-lee 5.Meet Me Tomorrow Night 6.(They Call Me)Dr.Professor Longhair 7.Mess Around 8.Cry To Me 9.Whole Lotta Loving 10.Everyday (I have The Blues) 11.Got My Mojo Working 12.Thank You Pretty Baby 13.Sick & Tired 14.Mean Old World 15.Tipitina(Live) 16.Big Chief(Live) 17.Rum & Coke 18.Boogie Woogie
ライノの2枚組好編集盤CD。国内盤はP-Vineから。フェスの録音がほぼ年代順で収録されている。各曲の詳細な解説はオリジナルCDのところで書きますので、ここでは簡単に。

まず、Disc1
最初の2曲は50年のマーキュリーでシングル用に録音されたもの(『9.The Marcury New Orleans Sessions 1950』に収録)。
3から12は、『3.New Oleans Piano』収録の有名なアトランティック音源。
3から6は53年の録音で、バンドが非常に素晴らしい。(詳細は『3.New Oleans Piano』で)
7から12は49年の録音。
13から16のエブ録音(57年)、17・18のロン録音(59年)、 19・20のウォッチ録音(63・64年)は、フェスのキャリアの中でも最もきらびやかな音と 優れたバンドが融合した最高傑作である。これらがまとめて聴けるといったあたりが、このCDの最大の魅力であろう。
(ちなみにエブ録音は『2.Margi Gras In New Orleans』で、19を除くロン・ウォッチ録音は 『12.Collector's Choice featuring Professor Longhair』でも聴ける)。
20「ビッグチーフ」は張り詰めた 緊張感が鳥肌ものの、奇跡的録音といっても言い過ぎではないだろう。
21・22は急に新しくなって78年のロンドンコンサート(レッスン2参照)。 Album(Live)の『7.The Complete London Concert』にも収録されているが、この22「ヘイ・ナウ・ベイビー」 だけは、ピアノがもの凄く良いのだ。この曲を選曲しているあたり、ライノの編集者のマニアックな(しかし正しい)感覚に感服。

Disc2の最初の7曲は、アルバム6と7の『Rock 'N' Roll Gumbo』からの音。 ここに収録されているのは、後に出た7のダンシング・キャットの方の音。ホーンがオーバーダビングされている。
8と9は、フェスの死後に発売された遺作『8.Crawfish Fiesta』から。
10と11は、フェスの最高のライブ音源と評されるAlbum(Live)『1.The Last Mardi Gras』から。 今となっては入手困難となってしまったため、貴重な音。
12は『4.Houseparty New Orleans Style』、13と14は『5.Mardi Gras In Baton Rouge』から。
15と16はTV番組『サウンドステージ』でフェス、Drジョン、ミーターズ、アール・キングが共演した時のセッション音源で、ビデオ発売されている。(詳しくはVTR・Booksのコーナーで)
17は78年ティピティーナでのライブでAlbum(Live)『4.Rum And Coke』収録。
18はスティーブン・パルフィ製作のドキュメンタリービデオ『Piano Players』から。こちらも詳しくはVTR・Booksのコーナーで。

ビデオから起こした音以外は全曲、他の CDで聴くことができるが、これだけ集めるのは中々困難。といわけで、初心者にもマニアにもお薦めです。