3.New Oleans Piano (Atlantic :7225-2)
1.In The Night 2.Tipitina 3.Tipitina 4.Ball The wall 5.Who's Been Fooling You 6.Hey Now Baby 7.Mardi Gras In New Orleans 8.She Walks Right In 9.Hey Little Girl 10.Willie Mae 11.Walk You Blues Away 12.Professor Longhair Blues 13.Boogie Woogie 14.Longhair's Blues-Rhumba 15.Mardi Gras In New Orleans 16.She Walks Right In
The Personal is: (1-5) Roy Byrd(vocals/piano),Lee Allen(tenor sax),Red Tyler(baritone sax),Edgar Blanchard(bass),Earl Palmer(drums) (6-16) Roy Byrd(vocals/piano),Robert Parker(alt sax), Al Miller or John Woodrow(drums),tenor sax and bass players are unknown (tenor sax player is thought to be Charles Burbeck)
Produced by: (1-5)Ahmet Ertegun and Jerry Wexler (6-16)Ahmet Ertegun and Herb Adramson
 アトランティックのアーメット・アーテガンとジェリー・ウィクスラーの最大の功績は、フェスの40年代後期から50年代半ばの音をまとめて録音したことかもしれない。
ここでは、49年(6から16)と53年(1から5)の録音が聴ける。53年のバンドが素晴らしい。特に1曲目の「イン・ザ・ナイト」はバンドサウンドが大きな固まりとなって、太いうねりをつくり出している。このノリは凄い。ニューオリンズのR&B、R&Rサウンドには欠かせないドラマー、アール・パーマーがタイトで素晴らしいリズムを聴かせる。エドガー・バーチャードのベースもいい。その後、頭角を表す2人のサクスフォン奏者、若き日のリー・アレン(テナー)とレッド・タイラー(バリトン)も、なかなか勢いの有るいい演奏をしている。フェスの演奏ももちろん素晴らしい。とにかく、ピアノの音がきらびやかで左手の低音もぐりぐりとうねってフォンキーだ。この頃から既に、フェスのフォンク・スタイルは完璧に確立していることが分かる。ちなみに、49年の方は、後にアラン・トゥーサンのプロデュースで「ベア・フッティン」のヒットを飛ばすロバート・パーカーがアルトサックスで参加。